犬が気まずそうな顔をしているのを見たことありますか?
飼い主に怒られた時や、いたずらがバレた時に見せる媚びへつらう笑顔のような表情です。たまらなく可愛いですね。
しかし、何とも言えないあの表情は一体どうやって作っているのでしょうか。
罪深い犬デンバー
そんな気まずそうな表情がピカイチの犬をご紹介します。
アメリカで大人気を博したラブラドルレトリバー犬のデンバーです。
まずはこちらをご覧ください。
猫のおやつを盗み食いしたのが飼い主に見つかってしまったデンバー。問い詰められるたびに「私じゃないです!い、いや、やっぱり私です…と思います」とでも言いたげな彼女。
でもあんな顔されたら、誰だって許してしまいます。後半の飼い主のわざとらしい演技も笑えました。
彼女はguilty dog(罪深い犬)として、アメリカでは超有名犬でテレビにも出演しました。最近では日本でも知名度が上がってきているようです。
許してぇ! 可愛い犬たちの画像
他にもデンバーに負けない反省している(ように見える)犬たちの画像を集めてみました。
本音はどうなの?
さて、そもそも犬は本当に罪悪感を持つのでしょうか?
飼い主に怒られた時のショボンな態度は、あたかも「本当に心からすみません、もうしません」という表れのように思えます。しかし彼らは時をおかずして、またすぐ同じ理由で怒られてしまいます。
心理学者アレクサンドラ・ホロウィッツは自身の実験から、以下のように結論付けています。
犬が罪の意識を感じているような行動を取るのは、過去に行った悪い行動を反省しているのではなく、現在目の前にいる飼い主の、いかにも怒っているような雰囲気を察したため。
なのだそうです。
いかがですか?
なんとなく納得できますよね。全てがそれに当てはまるわけではないのでしょうが、私などは、飼い犬を叱って30分もすると靴下を隠されます。
ホロウィッツ氏に清き一票です。