- ふと、鏡で髪の毛を見たときに頭皮に赤いポツポツが…
- 頭を触っただけでフケがたくさん落ちる
- とにかく頭皮が痒い
こんな症状で悩んでいる方、いわゆる頭皮湿疹に罹っている可能性が高いです。
頭皮湿疹の原因は様々ですが、原因の一つに適切なシャンプーを使っていないことが挙げられます。もちろんそのほかの原因が考えられる場合は病院できちんと治療を受けるべきですが、まずは自宅でできる対策としてシャンプーを変えてみてはいかがでしょうか。
毎日頭皮に使っているシャンプー。
そのシャンプーを頭皮に合ったものに変えるだけで症状が改善されるかもしれません。
今回はそんな頭皮湿疹の原因と適切なシャンプー選びのポイントをご紹介します。
頭皮湿疹の原因とは
- 頭皮湿疹の原因は様々ありますが、大きなものだと
- マラセチア(真カビ菌)の繁殖による皮膚炎
- アレルゲンや刺激物(シャンプーやパーマ剤に含まれる科学的なものを含む)による接触性皮膚炎
- アトピー原因
- 乾燥肌で皮脂が足りなくなる皮脂欠乏性皮膚炎
- 洗いすぎによる乾燥
などが挙げられます。
このうちのアトピーに関しては病院での治療をお勧めしますが、他の原因はシャンプーを変えるだけでも症状が改善する場合があります。
シャンプー選びに気を付ける点
では、頭皮湿疹に悩んでいる方はいったいどんなシャンプーを選べばよいのでしょうか。
シャンプーは肌に直接付けるものなので、体質に合う合わないはありますが、まず下記の項目を参考にして選んでみてください。
・アミノ酸系シャンプー
低刺激で皮膚にダメージを与えない成分のシャンプーです。
頭皮だけでなく髪にも優しいのでお勧めです。
・抗真菌成分配合シャンプー
マラセチアによる頭皮湿疹が疑われる場合に有効な成分のシャンプーです。
・ノンシリコンシャンプー
化学成分を極力減らすことによってアレルゲンによる頭皮湿疹を抑えます
これらのシャンプーを使ってリスクを減らしていくことが第一歩です。
洗いかたにも要注意
頭皮湿疹の原因に乾燥が原因の皮脂欠乏性皮膚炎とも書きました。
これは皮膚を守っているバリアの役目を果たしている皮膚の脂が無くなって、頭皮表面でトラブルが起きやすくなっているために起こる湿疹です。
原因はずばり「洗いすぎ」。
強力な洗浄力のシャンプーを使ったり、1日何回も髪を洗ったり、またはゴシゴシと力を入れて洗うことによって頭皮表面の皮脂を保っている常在菌が全て洗い流されてしまうことによって起こります。
頭皮表面を守っている常在菌を洗い流してしまうことにより、後から来た真カビ菌などが住み着きやすい環境になってしまいます。
昨今のシャンプーは非常に優秀で洗浄力の強いものが多いです。ガシガシ洗ったりしなくても十分汚れや余計な皮脂を落とせますので、今までガシガシ洗っていた方は洗いかたにも気を付けてみてください。
まとめ
シャンプーは薬ではありません。
そのためシャンプーを変えることよって頭皮湿疹を治すことはできませんが、症状を改善したり、湿疹の悪化を防ぐことはできます。
自分の頭皮に合ったシャンプー選びは非常に重要です。
頭皮湿疹に罹っている方は一度ご自分がお使いのシャンプーを見直してみてはいかがでしょうか。