ズキンズキンと、首すじから頭にかけて急に襲ってくるいや~なあの痛み。そう頭痛です。
実は、日本は頭痛大国。国民の4人に1人が頭痛持ちと言われています。
ほとんどの場合、頭痛が命に関わるようなことはありませんが、慢性的に起こる頭痛は日常生活にも支障をきたしツラいもの。
そして、同じ頭痛でも原因はさまざま。
風邪や目の病気が原因の突発性の頭痛と、病気が原因ではない慢性の頭痛とに分けることができます。
でも、病気じゃないのに頭痛が起こるってどういうことなの?
今回は、あなたの頭痛の原因と頭痛予防に役立つ情報をまとめてみました。
もくじ
【頭痛の種類を覚えよう!】
一次性頭痛
「私、頭痛持ちで・・・」なんて言葉、よく耳にしますよね。
頭痛持ち、つまり慢性頭痛のことなのですが、これを「一次性頭痛」と呼びます。「一次性頭痛」は脳をはじめ、内臓、骨などに“病気”と名の付く異常が見当たりません。
でも、ちょっとしたきっかけで頻繁に頭痛を繰り返し、生活に支障をきたすことも多い厄介な症状です。
二次性頭痛
こちらは“症候性頭痛”とも呼ばれており、さまざまな病気の症状の一つとして起こる頭痛をいいます。
風邪・インフルエンザ・花粉症・蓄膿症のほか、目や脳の病気が原因となることもあります。
ほとんどは軽い病気なのですが、中には脳卒中などが原因となっている場合があり、注意が必要です。
一過性頭痛
このほかにも、日常的に誰もが経験したことがある頭痛もあります。一過性のものですので、もちろん病気の心配はありません。
例えば
- 二日酔い
- 月経前症候群(PMS)
- 極度の眼精疲労
- 冷たいアイスやジュースの摂りすぎ
などです。
「なぁんだ、そんなことが原因か」と、思われる方もいるでしょうが、本人にとって頭痛はツラいものですよね。
頭痛の原因を特定することができれば、適切な対処をすることができます。
原因を見極めることは、あなた自身の安心にもつながる大事なことなのです。
【あなたの頭痛はどのタイプ?】
まずはチェックしましょう
●女性である
●体を動かすと頭の痛みがひどくなる
●頭痛時、光や匂いに敏感になる
●頭痛時、吐き気がする
▲首や肩のこりに悩んでいる
▲頭痛時、頭が締め付けられるように感じる
▲ストレスが多い
▲頭痛時でも、お風呂に入ると痛みが和らぐ
★男性である
★頭痛時は、目の奥から頭にかけて痛むことが多い
★頭痛が起こりやすい季節・周期がある
★頭痛は1~2時間程度で治まる
診断結果
当てはまる項目が多かったものが、あなたの頭痛のタイプと予想されます。
●が多かった方 ➡ 「片頭痛」の可能性
▲が多かった方 ➡ 「緊張型頭痛」の可能性
★が多かった方 ➡ 「群発性頭痛」の可能性
あなたの結果は、いかがでしたか?
聞きなれない病名に、ドキッとした方もいたのではないでしょうか。
頭痛を起こしやすい人っているの?
先ほどのタイプ診断は、全て「一次性頭痛(慢性頭痛)」の方ですが、実は大学病院の調査で「一次性頭痛(慢性頭痛)」を訴える方には、ある傾向がみられる事がわかったのです。
それがこちら。
- 生活が不規則な人
- 几帳面で完璧主義の人
- ストレスが多い人
- 溜まったストレス解消が下手な人
- 運動不足の人
「一次性頭痛(慢性頭痛)」を引き起こす誘因の一つに、心と体のストレスがあります。慢性頭痛になりやすい方は、一言でいうと
“真面目で責任感が強く信頼できる人”
社会生活においては、周りから頼られることも多く、人一倍頑張ってしまいます。
でも、1つのことに固執してしまう傾向があるため、オンとオフのスイッチの切り替えが下手な人が多いようです。それが故に、気分転換がうまくいかずストレスを溜め込みやすいのです。
頭痛を防ぐことはできないの?
思い当たるところのあるあなたは、「もうこのくらいでいいや。」と、自分が疲れきる前にブレーキをかける習慣を身につけましょう。
また、生活習慣の乱れも慢性頭痛を招く要因の一つです。
時計のように、毎日同じ生活を送ることは至難の業ですが、ある程度の生活リズムは決めておきましょう。
生活リズムを整え、適度な運動とリラックスした時間を取り入れることは、頭痛予防にとても効果を発揮し、あなたの生活も変えてくれるはずです。