多汗症についてもっとよく知ろう
多汗症、って聞いたことありますか?
手や足、ワキなどの汗のかきやすい部分はもちろん、その他体の様々な個所から大量の汗が出てしまう症状です。
こう書くと「それって当たり前じゃん」と思われるかもしれませんが、普通の人が感じる「精神的な不安や緊張による発汗」ではなく、交感神経の失調による「病的な発汗」を主に指します。
そのため、量が尋常ではないです。
手の多汗症の人は手に持った書類がびしょびしょになるくらいの量が出ます。
こんな症状が出たら要注意!多汗症の特徴的な症状
普通の人が感じる汗は猛暑などで感じるような「吹き出す」汗が多いと思いますが、多汗症の人の汗は「滴り落ちる」という表現が当てはまるくらいの量の汗が出ます。
音でいうと「ボタボタボタボタ!」みたいな感じです。
(普通の人はポタポタ、ですよね。わかりにくかったらすみません…)
通常の発汗と線引きするのは難しいと思いますが、「異常なほどの汗の量」が出る人は多汗症を疑ってもいいかもしれません。
悩みすぎないで!正常な症状
「多汗症」と「汗の出やすい人」は違います。下記のような状況で出る汗は全く問題ないので、むしろ悩みすぎないようにすることが大事です。
そうでないと、下記の2番目に書いてあるような「精神的な発汗」を促してしまいます。
- 温度が高い時に出る汗
(いたって正常です。むしろ出なかったら別の病気を疑いましょう) - 精神的に緊張した時に出る汗
(他人からの感情に敏感な優しい方がなりやすいそうです) - 辛いものを食べた時に出る汗
(病気どころか、むしろ健康的な発汗です)
これらは何の問題もありませんが、それでも「異常な量の汗」が出たら一度お医者さんに行ってみるのをお勧めします。
悩みすぎは悪循環 不安になったらお医者さんへ
緊張しやすい人や、他人の気持ちに敏感な人などがなりやすい「精神的な発汗」は正常ではありますが、その状態が続くことによって交感神経の失調をきたし、多汗症に限りなく近い症状になってしまう方もいるようです。
汗をかきやすいからと言って悩みすぎは逆効果です。多汗症と思っている人のほとんどが正常な範囲の発汗です。
ただし、生活に支障をきたしているほどの汗の量が出る方は悩んでいるよりも一度お医者さんに相談してみてはいかがでしょうか。