頭痛が起こりやすい季節があるって知っていましたか?
天気が変わりやすい春?
寒くて血流が悪くなる冬?
どちらもありそうですが、実は夏なのです。暑さが続き天気も変わりやすい日本の夏は、疲れがたまりやすく、普段は健康でも頭痛に悩まされる人が急増します。
頭痛知らずで夏を乗り切るためには、どんな事に注意すれば良いのでしょうか。
もくじ
頭痛を起こしやすい国、日本!
なぜ、夏に頭痛が起こりやすいの?
私たちが暮らす国、日本。
季節ごとの自然や味覚に恵まれていて、四季の移り変わりをはっきりと肌で感じることができる、世界的にも貴重な国です。
ところが!!
この豊かな四季が、日本を頭痛大国にしているのです。一体どういうことなのでしょうか?
日本は、春から夏にかけて気温・湿度が上がり、健康な人でも体調を崩してしまう事がよくあります。
この“高温”・“多湿”というキーワードが、頭痛を引き起こす大きな要因になっています。
どんなものがあるのか、見ていきましょう。
ジメジメした梅雨
- 梅雨前線や台風などによる気圧の変化
- 長雨による湿度の高い状態
これらが脳の神経への刺激になり、頭痛が起こりやすくなります。特に「片頭痛」持ちの方は要注意。
脱水症状
高温・多湿の日本の夏は特に脱水症状になりやすく、注意が必要です。脱水症状になると、全身の血流が悪くなり、頭痛が起こります。
「片頭痛」の方は、過敏にこういった変化を感じ取ってしまうため、さらに頭痛を起こしやすくなります。
強くなる夏の日差し
夏の晴れた日は、まぶしいほどの日差しがさして気持ちがすきっとしますね。
ところが、この強い日差しが目を通して脳に刺激を与えて、頭痛を起こすことがあります。
やはり、「片頭痛」の方はそうでない人に比べて、頭痛を起こすリスクが高いと言われています。
エアコンによる自律神経の乱れ
自宅・職場・電車・車・デパート・コンビニ・スーパー
暑い夏でも、エアコンが普及したおかげで、どこへ出かけても快適に過ごすことができますね。
でも、エアコンのきいている場所ときいていない場所を行き来すると、その気温差から自律神経が乱れてしまいます。それを身体はストレスと感じて、頭痛が起こります。
身体を冷やしすぎる
夏になると、アイスクリームや冷たい飲み物を口にする機会が増えますよね。
確かに、暑いのを我慢する必要はないのですが、エアコンが普及している現代、身体を外からも内からも冷やしすぎてしまう危険があります。
身体の冷え、特に内臓の冷やしすぎは、身体中の血流が悪くなってしまい頭痛の大きな原因に。
血流が悪いと筋肉の緊張状態が続くため、肩こり・腰痛なども起こりやすくなります。
冷たいものも、ほどほどが良いですね。
夏の頭痛の対処法と予防法を教えて!
頭痛が起きたらどうすればいいの?
頭痛のタイプによって対処法は分かれるのですが、共通して行ってほしいのは
- 日なたを避け、静かなところで安静にする
(横になれればベスト) - 少しずつ水分補給をする(常温が良い)
- 無理に身体を動かさない
この3点です。
脱水が原因の頭痛なら、これだけで良くなることもあります。
それ以外は、これらの応急処置をして、いくら痛みが和らぐのを待ちます。
冷えが原因の頭痛は
- しっかり水分補給をする
- 肩・首などの太い血管が通っている個所を温める
- ぬるめのお風呂にゆっくりつかる
- 首や肩回しなどの軽いストレッチを行う
のが良いでしょう。
片頭痛持ちの人は
痛みが始まると、身体を動かすこともツラいですよね。
夏に起こりやすい頭痛の中でも、気温差や気圧の変化、まぶしい光など外から受ける刺激が原因で起こる頭痛は「片頭痛」の可能性があります。
- 暗くした部屋で横になる
- コーヒー・紅茶などのカフェインを摂る
- こめかみやおでこを冷やす
などの処置を行うと、痛みが和らぎます。
片頭痛について詳しく知りたい方はコチラ
『片頭痛の原因と自分で出来る有効なセルフケアとは?』
まとめ
夏特有の頭痛には、こんな原因がありました。
- 梅雨・台風など気温・気圧の変化
- 脱水症状
- 日差し
- エアコンによる冷え
- 温度差による自律神経の乱れ
有効な予防法は?
★屋外に出るときはサングラス・日傘などで日差しを防ぐ
★温度差を少なくするため、カーディガン・ストールなどを着用する
★血行が悪くならないように、冷たいものを控える
★身体を冷やさないように、ネックウォーマー・レッグウォーマーなどを着用する
★水分をしっかりと補給する
★朝食をきちんと食べる
ぜひ、これらの予防法を実行してみてください。今年の夏は、きっと頭痛知らずで過ごせるはずです。