「日焼け止めが肌に合わない…」
「日焼け止めを塗ったらかぶれた!」
あなたも一度はこんな経験ありませんか?
私も日焼け止めを使って肌荒れをした経験が何度もあります。
でも、紫外線(UV)から肌を保護してくれるはずの日焼け止め。
肌トラブルが起きるのは何故なのでしょう?
今回は、かぶれや肌荒れに大きな影響をもたらす2つの原因をご紹介していきます!
もくじ
そもそもなんで日焼けは起きるの?
子供のころは大好きだった外遊び。
日に焼けることなんてなーんにも考えずに無邪気に走り回ってましたよね…。
それが、大人になると美白になりたい!シミを作りたくない!と、太陽とはちょっと距離を置きたい関係に。
【チェックポイント】 日焼けはどうして起こるんでしょうか。 目に見えない紫外線は人の体に色々な影響を及ぼします。 目に見えない紫外線ですが、皮膚にはしっかり届いています。 するとその場所が赤くなったり、黒くなったりと日焼けになるんです。 |
日焼け止めで肌トラブルになるのはなぜ?
かぶれや痒みが怖くてなかなか日焼け止めクリームに手を出すのも怖いですよね。
私もどれだけドラッグストアで
「敏感肌用」
「赤ちゃんでも使える!」
という言葉を信じて購入し、肌荒れを起こしたことか…。
本当に最近まで、この季節の肌荒れの原因がスキンケアだと思っていました(^_^;)
【チェックポイント】 紫外線から肌を守る日焼け止め。 痛いし、ヒリヒリするし、それが顔だった日は最悪です(;_;) これには考えられる原因が大きく分けて2つあります。 それは、『紫外線吸収剤』と『界面活性剤』です。 どちらも耳にしたことはある成分ですよね。 2つとも日焼け止めに欠かせない成分なのですが、肌荒れの元となってしまう事が多いのです。 現在は紫外線量も増えてきて、年間を通してケアする必要性があります。 |
なぜ、日焼け止めに配合されている成分でかぶれてしまうのか、詳しく見ていきましょう。
紫外線吸収剤って何?
『紫外線吸収剤』とは、その名の通り紫外線を吸収する成分をいいます。
降り注ぐ紫外線を自ら受け止め、化学反応を起こして熱エネルギーや赤外線などに変化させて放出します。
紫外線を浴びている間中、お肌の上で化学反応を起こし続けているわけですから、肌状態によっては肌荒れを引き起こすのも無理はないでしょう。
紫外線にはA波とB波があり、どちらも殺菌作用やビタミンDの合成に必要不可欠なものです。
しかし、浴びすぎるとお肌へのダメージは大きく、シミ・シワなど老化の原因となってしまいます。
特にお肌の深くまで届くA波のほうは、4月~8月の紫外線量が最も多くなります。
春になると、とたんに日焼け止めのCMが流れ始めるのは、このためです。
【チェックポイント】 あなたの使っている日焼け止めの成分を見てみてください。『紫外線散乱剤』や『紫外線吸収剤』は配合されていませんか? このうち『紫外線散乱剤』は細かい粒子でお肌に膜を作ります。紫外線を反射させて、お肌まで届かないようにしています。 主にファンデーションなどに使われている白色顔料という成分に使われています。 |
界面活性剤って何?
もう1つの原因『界面活性剤』についてお話しします。
『界面活性剤』とは、水と油のように本来なら混ざることのない物質が接している場所(境界面)に働きかけて、混ざらないもの同士をなじませることができる物質のことです。
どこでも見かける界面活性剤の表記。
それでも顔に塗るときだけはなんとなく躊躇しちゃいますよね(*_*)
ちなみに、そういうのを敏感に意識してる一瞬だけはオーガニック化粧品を試してしまう私です(泣
でも、実際は洗剤やシャンプー、化粧品など、液体状のほとんどの日常品に含まれているんです。
これがないと私たちの生活は成り立たないといっても過言ではないのです。
界面活性剤のメリットとは?
では『界面活性剤』を使うメリットは何でしょう?
- 使用感が良くなる
先ほどお話した通り、水と油の成分は混ざりません。『界面活性剤』を入れるとムラなく混ぜることができ、使用感が良くなり、お肌に浸透しやすくなります。
➡乳液・クリームなど
- ムラになりにくい
製品に配合されているパウダーや粒子などが、均一に散らばった状態になるので、お肌につけたときムラになりにくくなります。➡ファンデーション・日焼け止めなど
界面活性剤のデメリットとは?
- 肌荒れの原因になりやすい
私たちのお肌は、何層にも重なったミルフィーユのような状態です。
ほとんどの『界面活性剤』は、そのミルフィーユ層の一番上の『角質層』に付きます。健康なお肌でしたらさほど問題はないのですが、お疲れ気味だったり、ダメージを受けていたりすると大変!
界面活性剤は角質層に直に張り付いて、肌表面をデコボコにしてしまいます。
すると、お肌のバリア機能も落ち、乾燥・かぶれ・ぶつぶつ湿疹など、ひどい肌荒れが引き起こされます。
- 落ちやすい
『界面活性剤』は乳液・クリームなどになった時の使用感はとてもいいのですが、水や汗などと馴染みやすいため、落ちやすいという難点もあります。
日焼け止め以外で肌を紫外線から守る!
クリームやジェル以外の方法も対策することが大事です。
ついつい、服から出ている場所だけが日焼けしちゃうイメージですよね。
でも実際は違います。
- 目
- 頭皮
- 色の薄い服の中
- 体内
これらすべてを紫外線から守らないとダメなんです。
紫外線から体全体を守るには他のアイテムを併用することがベストですよ!
【チェックポイント】 日焼け対策は徹底的におこなうことが大切です。 忘れがちなのが、目と頭皮です。 頭皮は、紫外線を浴び続けると老化へと繋がります。様々な頭皮トラブルも引き起こすので帽子をかぶりましょう。 目からも紫外線は取り込まれます。紫外線カットのサングラスや日傘を使用しましょう。
★体の中から防ぐ: おすすめは、ビタミンCが多く含まれた野菜やフルーツを食べることです。 紫外線によって出来るシミやシワの原因「メラニン」の発生を抑えます。
★日焼け止めをサプリでケアする: ホワイトヴェールは現在飲む日焼け止めと言われるほどダントツの人気商品です。最近私の周りでもサプリでケアをする人は多いです。ラクですしね。 ホワイトヴェールは天然由来成分で目から入る日焼けもにも、天然のサングラスとして人気が高いです。 |
まとめ
今回は、日焼け止めを使用した肌荒れの原因をご紹介しました。
日焼けへの耐性は個人差がとても大きいので本当に注意したいです。
それでも、時間のないときもサッと塗れて即効紫外線をブロックしてくれる。日焼け止めは有能で私たち女性の強い味方だと思います。
最後にもう一度まとめます。
▶『紫外線吸収剤』肌の上で化学反応を起こし続けるため肌荒れを引き起こす場合がある。
▶『界面活性剤』混ざらないもの同士をなじませることができる物質。メリットも多いが、疲労時などにはバリア機能も落ち、乾燥・かぶれ・ぶつぶつ湿疹などできる場合がある。
メリット・デメリットともに合わせ持った『界面活性剤』ですが、今は全ての日焼け止め(乳液・クリームタイプ)に配合されています。
なので、敏感肌の方が日焼け止めを使うときには『紫外線吸収剤』を含まないものを選ぶことが、現段階での最善の方法と言えるんですね。
安易に低価格だから、デザインが可愛いからといって
「敏感肌用!」
「赤ちゃんから大人まで使える!」
という文句に騙されず、内容をきちんと確認することが大事です!
もちろん「今日は体調悪いな、疲れてるな…」というときは、無理して使わないようにしてくださいね。
注)原因として『紫外線吸収剤』と『界面活性剤』挙げましたが、全て国の安全基準に合ったものですので、健康なお肌の方は安心してお使いいただけます。