季節の変わり目を中心に「口内炎」の症状を訴える方が多くなってきます。
「口内炎」ができやすい方は、ビタミンの不足が原因かもしれません。
では、どうしたらビタミン不足を補えるのでしょうか?
「口内炎」を予防することはできるのでしょうか?
「口内炎」ができている間は、食事が満足に取れない・何を食べても美味しく感じられない・常に口の中が気になるなど、あなたの生活の質自体を低下させてしまいます。
今回は、
- 「口内炎」に予防・改善効果のある食べ物
- 「口内炎」を悪化させない食べ方
をまとめてみました。
「口内炎」の原因や対処法が詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ↓↓
もくじ
【「口内炎」に有効なビタミンを教えて!】
「口内炎」ってこんな病気
「口内炎」は、口の中にできた全ての炎症を言い、次のような症状があります。
- 痛み
- 出血
- ただれ
- 乾燥
- 腫れ
これらの症状が一つではなく、まとまって出ることが多いのが特徴です。
しかも「口内炎」になると、
- 食べ物がしみる
- 味がわかりにくくなる
- 食欲がわかなくなる
- しゃべるのが煩わしくなる
- イライラする
- 寝つきが悪くなる
などといった症状も現れ、日常生活にも影響が出てきます。
ちょっとしたきっかけで、できてしまう「口内炎」。
予防方法はあるのでしょうか?
「口内炎」にはビタミンB群
実は、不足すると「口内炎」に直結してしまう栄養素があります。
それがビタミンB2・B6です。
中でも、ビタミンB2は細胞を再生させてくれたり、エネルギーを作るのを助けてくれたりしていて、「口内炎」=「ビタミンB2欠乏症」と言われるほど。
ビタミンB6は、タンパク質の代謝を助ける栄養素ですが、皮膚や粘膜を健康に保つ働きもしていて「口内炎」予防・改善にはとても大切です。
抵抗力をつけるビタミンA・C
「口内炎」は、口の中の小さな傷に、細菌やウィルスが感染しておこります。ですから、細菌などに対する抵抗力をつけるビタミンA・ビタミンCもしっかりと摂りましょう。
ビタミンAには、強い抗酸化作用があって、私たちの身体を様々な感染症から守ってくれています。
また、皮膚やのど・鼻の粘膜を正常に保つ働きもあるので、不足しないように心がけてください。
ビタミンCにも、強い抗酸化作用があり、有害物質から細胞を守ってくれています。
また、皮膚だけでなく骨も丈夫にしてくれる女性には強い味方といえます。
【どんなものを食べればいいの?】
ビタミンB群を多く含む食べ物
- 牛乳・チーズなど乳製品
- たまご
- レバー
- サバ・サンマ・カツオなど魚類
- 納豆・豆乳・落花生など豆類
- バナナ
- サツマイモ
- シイタケ・シメジなどキノコ類
これらの食品に多く含まれています。
まとめて言ってしまうと、魚介類・レバー・乳製品・たまご・などの動物性食品と豆類・きのこ類・イモ類などの植物性食品に多く含まれています。
ビタミンAを多く含む食べ物
- ニンジン・カボチャなどの緑黄色野菜
- モロヘイヤ・アシタバなどの葉野菜
- レバー
- ウナギ・タラ・ムツなどの魚類
これらの食品に多く含まれています。
しかし、ビタミンAは体内にたまりやすいため摂りすぎには注意が必要ですが、毎日の食事で少量ずつ摂る程度なら、問題はありません。
ビタミンCを多く含む食べ物
- ブロッコリー
- パプリカ
- 芽キャベツ
- 菜の花
- 柿
- みかん
- イチゴ
- キウイフルーツ
これらの食品に多く含まれています。
ビタミンCと言えば果物ですが、実は野菜にも多く含まれています。
なぜ野菜の持つビタミンCは、今までクローズアップされてこなかったのでしょうか?
その訳は、ビタミンCの性質にあります。
ビタミンCは、水に溶けやすく熱にも弱いという性質があります。
本来は、生で摂るのが一番なのですが、野菜の調理方法は生より熱を加えたものが多くみられます。
調理してしまうとビタミンCが半分以下になってしまうため、野菜はあまり目立たない存在だったのです。
しかし、あまり生のフルーツや野菜ばかりを食べていると、身体を冷やしてしまいますので、熱を加える時間を3分以内にした温野菜がオススメの食べ方です。
「口内炎」を悪化させない食べ方って?
今回ご紹介した食べ物は、「口内炎」改善にも効果があります。但し、以下の点に気を付けないと逆に悪化させてしまう恐れがあります。
- 熱々を食べない
- 辛いものは控える
- 味付けは薄目にする
- 酸味の強いものは避ける
- かたい食材は柔らかくしてから食べる
ツラい「口内炎」を早く治すためにも、ビタミンB群・ビタミンA・ビタミンCをしっかり美味しく摂りましょう。