季節の変わり目になると、身体のあちこちに現れる不快な症状。かゆみ、乾燥、ただれ、腫れなど、たくさんありますよね。
特に身体の表面を覆っている皮膚は一番ダメージを受けやすい場所でもあります。今回は、あなたの印象を左右するお顔!の中でも、唇の不快な症状にスポットを当ててみたいと思います。
もくじ
ヘルペス?口角炎!?この症状は何の病気?
冬場になると気になるのが、全身のカサカサですよね。
特にお顔はフルフェイスヘルメットでもかぶっていない限り出しっぱなしな訳で、冷た~い北風にさらされ続けます(泣)
そして、この時期によく起こるのが、唇の不快な症状。ひび割れや皮むけなんてまだかわいいほうで、ひどくなると笑った瞬間に唇の端が 切れたり、唇が赤く腫れあがったり、 水泡ができたりもします。
高保湿のリップクリームを塗りたくっても、なかなか治らないこの症状、果たして乾燥だけが原因なのでしょうか?
実は、考えられる原因は4つあります。アナタも聞いたことがあるのではないでしょうか?
① 口角炎
② 口唇ヘルペス
③ 薬疹
④ 接触性皮膚炎
この内、①と②は、真菌やウィルスの感染によるもの。③と④は、アレルギー反応の一種です。
では、詳しく見ていきましょう。
症状と原因を知ろう!
①口角炎
口角炎の特徴はこちらです。
症状 | 唇の端(口角)にひびやただれ、赤い腫れ、かさぶたができる。痛みを伴うことが多く、口を開けると痛みが走る。 |
原因 | 皮膚に常在している真菌の一種が感染して、かぶれを起こすのが原因。また、ビタミンBが不足している時にもかかりやすい。 |
注意点 | 誰にでもかかる可能性があるので、ビタミンB不足や、病中病後など免疫力の低下時に注意が必要。 |
②口唇ヘルペス
症状 | 唇の周囲が赤く腫れ、水泡ができる。痛みを伴うことが多く、ヒトによっては発熱やだるさを伴うこともある。およそ1週間程でかさぶたとなり自然に治っていく。 |
原因 | ヘルペスウィルスの感染が原因。ヘルペスウィルスは何種類もあるが、口唇ヘルペスの原因となるのは、単純ヘルペスウィルスⅠ型。 |
注意点 | 誰にでもかかる可能性がある。1度かかってしまうと、治った後もヘルペスウィルスはヒトの神経内部に一生潜伏するという特徴がある。免疫力が低下したときなどに再発する。特に、風邪をひいた時に再発しやすく“熱の華”との異名もある。 |
また、家族への感染を防ぐために、
・マスクを着用
・患部を触らない
・患部を清潔に保つ
・タオルなどを共用しない
など、気をつけると良いでしょう。
③薬疹
症状 | 唇に赤い腫れ、水ぶくれののちかさぶたができる。 |
原因 | 抗生物質や痛み止め、風邪薬などに含まれる成分に対するアレルギー反応が原因。 |
注意点 | アレルギー体質を持つ、特定の人に症状が出る。 何度も繰り返すようなら、皮膚科を受診する。 |
④接触性皮膚炎
症状 | 唇にブツブツやかゆみがでたり、赤い腫れが出る。 |
原因 | 化粧品や洗剤、医薬品の塗り薬に含まれる成分に対するアレルギー反応が原因。 |
注意点 |
アレルギー体質を持つ、特定の人に症状が出る。 何度も繰り返すようなら、皮膚科を受診する。 |
予防法と治療薬は?
紹介した症状のうち、『口角炎』と『口唇ヘルペス』は誰にでもかかる可能性があります。
すぐに始めたい予防と治療。どのようなものがあるのでしょうか?!
ヘルペスと口角炎の予防法
予防策としては、
- 免疫力を低下させない生活スタイルを
心がける - 皮膚を清潔に保つ
これが、とても重要になってきます。
ヘルペスと口角炎の治療法
『口角炎』の治療薬は、ドラッグストアでも購入することができます。
軟膏やリップクリームタイプの塗り薬が発売されています。
『口唇ヘルペス』の治療薬は、ドラッグストアでも購入可能ですが、再発の場合のみに限定されています。初めて『口唇ヘルペス』と疑われる症状が
出た時には、皮膚科を受診して下さい。
医師によって『口唇ヘルペス』と診断されたことがないと、市販の治療薬を購入することはできません。
安易な自己判断で、症状を悪化させてしまうこともあるからです。
どちらも塗り薬のため、治るのに時間がかかってしまうのが難点。同時に内側からもケアすることが、とても重要です。
また『薬疹』と『接触性皮膚炎』は、アレルギー反応を引き起こす物質を特定する必要がある為、繰り返すようなら皮膚科の受診をお勧めします。
その原因疲れからじゃない?
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まとめ
いかがでしたか?
これからの季節に多い、唇の不快な症状。早めのケアで、いつもプルプルなリップでいたいですよね。
症状が治ったあなたはコチラも見てみて!プルつやリップの秘訣、教えます。