効果が高い頭痛薬の種類と選び方を薬剤師がお教えします


今や、患者数3000万人とも言われている、日本の国民病「慢性頭痛」。 
こんなに患者数が多いのに、病院で治療を受けている人は、およそ20~30%程度。

 

ほとんどの人は、市販の薬で凌ぐか、我慢してしまうかだということになります。
あなたは、どのように頭痛薬を選んでいますか?

 

薬を飲めば痛みが治まるのはわかっているけど、

  • 市販の薬は種類が多くてどれを選べばいいのかわからない。
  • いつ飲めば効果が高いの?
  • どの成分がいちばん効くの?
  • 飲み合わせが怖いから、薬を飲むのを我慢しちゃう

こんなお悩みをよく聞きます。

 

今回は、頭痛が起こる仕組みと頭痛薬の種類、正しい薬の飲み方を某大手ドラッグストア勤務の、現役薬剤師がお答えします。

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頭痛を知ろう!

なぜ、頭痛が起こるの?

頭痛は次のように起こります。

  1. 血管内で炎症が起こる 
  2. その炎症により、痛みのもとになる物質が作られる 
  3. 痛みがあるという情報が、神経を通して脳に伝わる
  4. 脳が痛みのあることを認識する 
  5. 頭痛が起こる

 

頭痛薬はどうやって痛みを止めるの?

痛みの止め方は、主に次の2通りに分けられます。

  • 痛みのもとを作らせないようにする
  • 痛みの情報を途中でブロックし、脳に伝わらないようにする

 

この他に補助的に、次のような成分が配合されている薬もあります。

  • 頭痛に伴うイライラを鎮める 
  • 痛み止めの効果をさらに高める 

また、何種類かの痛み止めを配合し、効果を高めている薬もあります。

 

自分の頭痛の原因がわからないという方はコチラの記事をご覧ください。
「慢性頭痛の原因と予防法!あなたの頭痛はどのタイプ?」

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頭痛薬の成分を知ろう!

イブプロフェン

  • 働き:痛み止め
  • 特徴:炎症を抑える効果が強く、頭痛・生理痛・歯痛などに効果が高い
       安全性も高いため、市販されている痛み止めの多くに、この成分が配合されている
  • 胃腸への負担:少ない
  • 使用年齢:15歳以上
  • 主な市販薬:イブA錠・イブクイック・イブAEX(以上エスエス製薬)、バファリンプレミアム(ライオン)、ナロンエース(大正製薬)、リングルアイビー(佐藤製薬)、ノーシンピュア(アラクス)

 

アセトアミノフェン

  • 働き:痛み止め
  • 特徴:脳に働きかけて痛みを止め、効き目は穏やか
        安全性が高いため、主に小児中心の痛み止めとして使われている
            成人向けの頭痛薬では、3種類以上の成分が配合されていることが多い
  • 胃腸への負担:少ない
  • 使用年齢:幼児から使用可
  • 主な市販薬:ノーシン(アラクス)、タイレノール(J&J)

 

アスピリン

  • 働き:痛み止め
  • 特徴:痛みのもとを作らせないようにして、痛みを抑える
            20年ほど前までは、痛み止めと言えばアスピリンと言われていた
       効き目は良いが、副作用の報告が多い
  • 胃腸への負担:あり
  • 使用年齢:15歳以上
  • 主な市販薬:アスピリン(バイエル薬品)

 

エテンザミド

  • 働き:痛み止め
  • 特徴:痛みのもとを作らせないようにして、痛みを鎮める
       アスピリンとほぼ同じ作用があるが、単独で使われることは少ない
  • 胃腸への負担:少しあり
  • 使用年齢:小児から使用できるが、インフルエンザ・水疱瘡の疑いがあるときは、使用を避ける
  • 主な市販薬:新セデス錠(塩野義製薬)

 

ロキソプロフェンナトリウム

  • 働き:痛み止め
  • 特徴:痛みのもとを作らせないようにして、痛みを鎮める
       効果が高く、副作用も少ない
       頭痛・生理痛・歯痛・腰痛・筋肉痛などあらゆる痛みに効果が高い
  • 胃腸への負担:少ない
  • 使用年齢:15歳以上
  • 主な市販薬:ロキソニン(第一三共)、エキセドリンLOX(ライオン)

 

その他のお助け成分

〈ブロモバレリル尿素〉

  • 働き:痛み止めの効果を高める
  • 特徴:睡眠鎮静作用を持ち、痛み止めの効果を高める
       体質によっては眠気が出ることもある

〈無水カフェイン〉

  • 働き:痛み止めの効果を高める
  • 特徴:神経を刺激して疲労を緩和させ、眠気を押さえる
       脳の血管を収縮させて、痛みを抑える

 

頭痛薬の使い方

いつ飲めばいいの?

一般に頭痛は痛みのもとが増えるにしたがって、痛みも強くなる傾向があります。

 

時間がたってから薬を飲んでも、痛みを抑えきれなくなってしまうので、痛みのもとが増える前、頭痛を感じたら早めに薬を飲むのがポイントです。

 

どの位飲めば効くの?

いくら痛みがひどくても、説明書に書いてある用法・用量を必ず守って飲んで下さい。

 

多めに飲んだからと言って、痛みがすぐに治まることはありません。かえって副作用を招くだけです。

 

薬は、胃への負担を減らすために、クッキー1枚でもいいので食べてから飲むようにしましょう。

コップに半分以上のお水で飲みます。手近にあるからと言って、コーヒーや炭酸飲料で飲むのはダメ。薬の効果が薄れてしまいます。

 

薬の飲み合わせがあるってホント?

薬同士の飲み合わせはもちろんですが、飲むときに使う飲料にも注意

 

コーヒーや紅茶、緑茶にはカフェインが多く入っているので、薬に含まれているカフェインと合わせると、過剰摂取となってしまいます。

痛みを鎮めてくれるカフェインですが、過剰摂取により頭痛を起こしてしまうこともあるんです。

 

また、薬とアルコールを一緒に飲むと、薬の作用が強く現れ危険です。絶対にやめましょう。

 

普段から飲んでいる薬がある人は、必ず薬剤師か登録販売者に相談してください。あなたに合う薬を見つけてくれます。

 

 

頭痛に効果バツグンのサプリもあります。

その名も「ずきしらずの実」試してみませんか?

 

まとめ

今回は、頭痛薬の種類と効果についてまとめてみました。

 

現在、いちばん良く使われている痛み止めはロキソプロフェンナトリウム(商品名:ロキソニン)ですが、片頭痛などには効果が薄いとも言われています。

 

体質によって合う成分が違うので、自分に合う薬を見つけるのは大変ですが、とても大切なこと。

頭痛を治して、生活の質も向上させてみませんか?

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